わたしの中の悪魔

更新がひと月以上も空いてしまいました汗(毎回おんなじようなこと書いてますが…)

前回何を書いたかすら覚えてませんでしたが、なるほど、イベントの告知…

今さらDJやイベントのことについても何なので、よかった、とだけ書いておきます。


9月10日にダニエル・ジョンストンが亡くなった。

僕は作品を網羅するほどのマニアではないし、最近はあまり聴いてなかったけど、好きな音楽家。

特に映画「悪魔とダニエル・ジョンストン」を見た影響は大きくて、昔弾き語りを始めた頃すごく意識していた。

曲が良ければ下手くそだっていいし、ただギターをジャカジャカ弾いていればいいと思っていた。

もちろん自分が彼のようになれるわけでもなく、そんなライブは不評、そういうスタイル(そもそも本人はそんなこと考えてもないと思うけど)で評価を得るというのは、いわゆる技術を磨いたり完成度を高めたりすることよりも難しいのだとだんだんわかってくる。

あれはダニエル・ジョンストンだからできることであり、他の誰かが真似しようとしても無理だから、多くのアーティストから愛され、評価されるのである…


  そんなこんなで今では弾き語りをすることもなく、彼のようなスタイルを目指すこともなく、何年も経った。

亡くなったことを知って、つい先日例の映画をまた見たんだけど、やっぱりメチャクチャな人だったんだなと実感(笑)

才能は比類なく、生まれながらのアーティストといった感じだけど、それゆえの大変さも抜きん出ていて(付き合う人もね)よくまあ58歳まで生きられたものだ、と思ってしまうくらい。

ただ、そういう人間としてギリギリのラインで生きているからこその純粋さというのがあって、キラキラと輝いているように見える。



どの曲でも聴けばいい

楽しく過ごして出て行けば

きみはそれですむよな

ぼくはそうはいかない

この曲を一生、生きなくてはいけない

ぼくの助けを求める叫びをきいてくれ

ぼくをぼく自身から救ってくれ

(Peak A Boo/Daniel Johnston)



僕は彼のようになりたくてもなれなかった人間だけど、結局自分は自分としてできることをやっていくしかないのだと思う。

怪 楽 庵 web

宅録ユニット・怪しからんの運営する、たのしいWebサイトです。

0コメント

  • 1000 / 1000