遅ればせながら、「劇場版鬼滅の刃・無限列車編」を観てきた。
超絶大ヒット作品なので、自分が今さら書くようなこともないんですが、ちょこっとだけ。
作品の中で語られている価値観って「武士道」のような、すごく古くからあるものだと思うんだけど、それが現代の人々にこれだけ響いて支持されているっていうのもおもしろいし、自分もやっぱりジーンと来たし。
観ながら「清く、正しく、美しく」という言葉が浮かんできて、少し前までならこんなことを言おうもんなら、時代遅れとか痛い奴って思われていたと思うんだけど、何が”正しい”ことなのかがよくわからなくなってきた時代だからこそ響くのかもしれないという気がした。
ネタバレになるけど、煉獄さんが子供の頃母親に「強い者は弱い者を助けなさい。不正を働いたり私服を肥やしてはなりません。」というようなことを言われるシーンがあって、虚偽や隠蔽、不正のまかり通っている今の政治状況に突きつけられたようなその言葉に、至極真っ当だなという感想を抱いた。
その古風な価値観が、大正時代が舞台だからこそ、ちゃんと生きていて、登場人物たちが語るのにもリアリティがあるのだなぁと。
とにかく、今観ておいてよかったなと思える作品でした。
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