遊び場をつくる

昨日の内容に付随して、ということになるかもしれないが、少し前から考えていたことを書いてみようと思う。


たまにウーバーイーツをやる。

買う方ではなく、届ける方である。

大体一件届けて400円とかそんな感じ。

ではその400円はどこから出ているのだろうか。


ウーバーイーツで頼むと店に出向いて食べるより割高なので、注文者はもちろんだと思うが、飲食業で働いている友達に聞くと、飲食店側も手数料を払うそうである。


つまり、ウーバー配達員は店・注文者双方が支払った手数料から給料をもらっていることになる。

その中で気になるのは、ウーバーという会社の立ち位置で、要は飲食店と消費者、配達員の仲介ということなのだろうが、その三点をつなぐ線の役割というか、三角形でいうところの辺のような存在だと思う。


三点をつなぐ線がないと三角形にはならない訳で、その辺の部分を描いた、という意味ではすごいのだが、実際に動いているのはほぼ飲食業者と配達員であり、インフラ整備や管理などは必要なものの、ほとんど何もせずに収益の上がるシステムを作り上げた、と言ってよい。


飲食店と配達員、注文者の間に何の問題もなければ、寝ていてもお金は入ってくるのであって、何というすごいシステムを開発したものだろう、と思う。


でも会社なんてほとんどそんなものかもしれない。

労働者に働く場を与え、消費者に消費する場を与える。

それさえ上手くいけば、人は勝手に働き、消費する。

資本家はそれを上手くいくように管理してさえいればいい訳である。


資本主義の中で言えば、その、管理する側になること=成功者、ということになるかもしれない。


YouTubeだって、動画投稿者(生産者)とそれを享受する側(消費者)を結びつける「場」を作った、ということが最大の発明であって、そう考えると、現代はどういう「場」を作るか、というのが大事なのかもしれない。


人々が集まり、勝手に遊んでくれる場所を作ることができれば、それは大きな利益を生み出すことになり得る。


昨日の内容を思い出すにつけ、人間というのはコミュニケーションをする(したい)生き物で、つまり金銭のやりとりもコミュニケーションの一つであるから、人が集まるところには、自然と金銭のやりとりも発生する、ということになる。


じゃあ特別自分でそういう商売やろうとか場所を作ろうとかそんなことを考えてはいないのだけど、どこかで誰かがそういうものを発明してやろうと、日夜考えているんだろうなぁ、とは思う。


ということで、終わります。

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