最近、夜眠れない。
昨晩も23時頃床に就いたのだが、ほぼ一睡もできていない。
それで昼間に眠くなっているのだからよくわからない。
大抵の人は夜眠る。
そうじゃない人もいると思うが、大体夜が深くなるにつれて眠りにつく。
しかし昨晩の自分のように、だからといって必ず眠れるとは限らない。
意志でどんなに寝たいと思っても、身体が眠ってくれなければ起きていなければならない。
逆にどんなに起きていたいと思っても、寝てしまうことはある。
そういう意味で、眠りというのは意識だけでは結構どうにもできないことの一つかもしれない。
しかし、人間は眠らなければ生きていられない。
どんな人でもいつかは必ず寝る。
だから、心配することはないはずなのだが、結局、夜寝られていない分、昼間寝てはいけない時に眠くなってしまうことが不安なのだ。
例えば車の運転中など自身の生死に関わる時、仕事中などの寝ると社会的損失を被る時に眠くなってしまうことが。
個人的に、眠れない時の気怠く何もやる気が起きなくなる状態とか、昼間の貴重な時間帯を眠りに使ってしまうこともかなりのネックだ。
…とここまで書いて、寝ていた。
今13時20分。この時間まで寝てしまったということは、また夜眠れない可能性が高い…
寝床の入って電気を消したり、眠る体勢を整えることはできるが、それで眠れるとは限らない。
かと思えば燦々と太陽の光が降り注ぐ中で眠くなることだってある。
眠ることについてのメカニズムなどはよくわからない(全然調べたことないし)けど、不思議なことだなと思う。
よく眠るための音楽とか、香りも聞いたことある気がするし、寝室の色はブルーがいいとか、寝る前にストレッチすると良い、スマホを見ると眠れなくなる、などなど色々眠りについての方法を聞く。
まとめてみると、リラックスというのが大きく関わっていそうである。
身体の力を抜き、緊張をほぐす。
ということは眠れない時は、うまくリラックスできていないのかもしれない。
読書をする、音楽を聴くなどしている時に眠くなるのはどうしてなのだろう。
座りのコンサートなどで起きていようと思いながらも寝てしまうことがある。
音楽にリラックス効果があり、寝やすい環境になってしまうのか?
あんなに大きな音が出ているのに?
読書だって、それ自体は眠りの結びつく行為だとは思えない。
そういえば学生時代に勉強しようとすると途端に眠くなったり、授業中眠くなることなんてザラにあった。
つまり、頭を使うと眠くなるのかもしれない。
それが脳を活性化させるものではなく、理解もできず楽しくもないものとなると、効果てき面なのかも。
国会議員が国会中に眠っているシーンを映されて批判を浴びたりしているのを見たことがある。
昔修学旅行で国会議事堂の中に入ったことがあるが、本会議場の、重苦しく、空気の抜けの悪い感じが、これは眠くなりそうな場所だ…と思った。
自分が国会議員になったら(なることはまず無いと思うが)秒で眠りにつく自信がある。
しかしあのどんよりした重苦しい雰囲気と独特の空気の中で眠くなる、というのは不思議だ。
電車でもよく寝てしまう。
よく適度な揺れがいいのだと聞いたことがあるが、どうなのだろう。
暗い場所で横になる、というのが眠るための環境としてはデフォルトだと思うが、考えてみると例外はたくさんある。
かといって法則性がないとも言えず、この場合は眠くなりやすいとか、そういうことは結構ある。
問題は、環境を整えた所で眠れない場合もあれば、全く望まない場所で眠くなることもある、ということで、それは思考と身体のミスマッチが起こっていると言える。
お互いがお互いの都合を優先しようとして、不都合が起こる。
どちらかといえば、身体が眠いという方が、意識に勝る。
それは、身体は「休む」という必然性があるのに対して、起きていたいというのはただの願望であり、心理的な欲求より生理的な欲求が勝る、というのは当たり前かもしれない。
つまり眠れない時には無理して寝ようとせずに、眠くなった時に寝るのが一番いい。
それで責められたとて、人間の意識は生理的欲求には勝てないのだから、仕方ないではないか。
でもそういう風に生きていると確実に「社会不適合者」の烙印を押されるだろう。
この生理的な欲求と社会生活とのバランスをどう取るか、それは非常に難しい。
結局、俺がそう思ってるんだから眠くなれよ、と上から指図するのではなく、身体様のご機嫌を伺いながら、よろしければ寝床、用意してありますんで、リラックスできる色々準備もしてありますし、寝てみる、とかいかがっすか?えっ眠くない?まあまあそう言わず、ちょっとだけ、ね?布団に入るとあったかくて気持ちいいですし、落ち着く音楽も流しちゃう!真っ暗だから誰にも知られることなくゆっくり眠りにつけますよ。昼間こちらの抵抗受けながら無理して寝ようなんてことしなくて済みますし、寝てみましょうよ、ねえ、お願いしますよ〜お願い!
まあいくら身体に言葉でお願いした所で眠くなることはない訳で、結局は眠りやすい環境を整え、眠りやすい身体の状態へ持っていく、というのが自分にできる精一杯のことなのかもしれない。
そう考えると、眠りについて勉強した方がいいと思い始めた。
身体と意識の良い関係というのは、いつも難しいなと思うが、身体は言葉がない分、しっかしこちら側(意識)で耳をすませていないと見過ごしてしまうことがたくさんあるのだと思う。
身体との対話というのは意識していきたい所である。
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