(一応)飾りじゃないのよ本棚は

読書が好きだ。


かといって、特別たくさんの量を読むわけでもなく、気が向いた時に、読みたいだけ読むだけなので、全く読まない時期もあるし、かと思えば一日で一冊読み切ってしまったりすることもある。


もう少し若い頃は、年間何百冊読破、とか、博覧強記の人、そういうのに憧れたりして、頑張ってたくさん読もうとしたこともあったが、結局挫折し、無理矢理読んでも楽しくないので、自分を追い込むのはやめてしまった。


読書の個人的に良いなと思うところは、まず時間に縛られないところである。


映画など、どうしても最初から最後までいっぺんに見なければいけないような感じがある。

そうすると、一時間半とか二時間とか、その場に拘束される訳で、そうなるとある程度時間に余裕が必要となってしまう。


読書なら自分で読む分量を決められるので、やめたくなったらやめればいいし、短い時間でも気軽に読める。


あと、ひとえに本といっても、エンタメから前衛的なもの、物語から日記、エッセイ、評論、思想、詩や学術書etc.と幅広くあり、歴史も深いので、古今東西実に様々なものがある。


その中で自分が読めるものなんてごくごくわずかであり、一冊読むのに何ヶ月もかかったりする本もあったりして、まあでも、だからこそ楽しいというのもある。


個人的に好きなのは、難しい本を苦労しながら読むことで、時間はかかるし、書いてあることはさっぱりだし、投げ捨てたくなるような時もあるが、わからない部分を何度も読み返したり、理解しようと図にしてみたり、結局自分の頭の足りなさを自覚するだけなのだが、それでもわからないからこそ惹かれてしまう部分がある。


それが特に長い間読み継がれてきた古典のような作品だと尚更、全然わからへんけど、ここには何か大切なことが書いてあるのではないか、という気がして考えてみたくなるし、たとえ意味がわからなくとも、書いてある文章の素晴らしさはわかったりすることもある。


あと最近は小説などをゆっくり細かく読んでみるのも好きだ。

速読とは全然違う志向であるが、それでわかることも多いし、文章の構造や、比喩、その描写の意味などを考えながら読むと、何度も読んだものでもさらに読むのが楽しくなったりする。


小説に限らず学術書や思想書、評論やノンフィクションも好きだし、詩などはそこまで読まないが、たまに手に取ってパラパラめくるだけで楽しかったりする。


メジャーな作家でも全く読んだことない人もたくさんいるし、趣味としては雑多かつミーハーだと思うが、比較的古典に惹かれる傾向があるような気がする。


新刊は単純に玉石混淆で、よくわからないというのもある。

(新訳は嬉しいが)


大体本屋に行って、少しさわりだけ読んで、その時読みたい本を決めるので、読みたいと思いつつずっと読めていないものもあるし、かと思えば全然知らなかったのにその場で買ってしまうものもあったりして、本屋もまた楽しい。


図書館も好きでたくさん利用させてもらってきたのであるが、返却期限があるのと、単純に読みたい本なら買った方がいいかなというのと、微力ながら売り上げに貢献したいという気持ちもあり、最近は購入するようにしている。


毎日ブログを書いているので、それも読書に良い影響がある気がする。

特別何かを参考にしたりというのはないけど、文体など、その時読んでいる本に影響されているな、と思うこともある。


昨日ずっと読んでいた本を読みきってしまったので、今日は新しい本を買いに行くつもりです。


ということで、締まりもなく何かダラダラと書いてしまいましたが、本屋さん行ってきます。

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